2012年4月22日日曜日

下腹痛・腰痛:婦人科相談室 婦人科系の病気と症状


排卵痛

婦人科の病気とは言わないかも知れませんが、いわゆる排卵日におこる痛みを排卵痛といいます。

排卵痛は卵巣の表面を破って卵が出てくるために起こる痛みであったり、排卵期 に一時的に減少するエストロゲンによって引き起こされる痛みなどです。

処女膜閉塞(しょじょまくへいさ)

処女膜閉塞の症状

思春期を過ぎ、陰毛、乳房の発育などの二次性徴も順調なのに初潮がない

月に一度下腹部痛を訴える

外陰部の膣の付近に暗赤色の膨隆をみる

子宮下垂(しきゅうかすい)

子宮下垂の症状

・腟内に圧迫感や充満感がある
・下腹部が引きつったようになったり、疼痛がある
・腰痛
・腹圧性尿失禁など

子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)

子宮腺筋症の症状

強い月経痛や月経過多

重い下腹部痛、月経時以外の腰痛、性交痛、排便痛

病気が進行すれば強い月経痛や貧血のため日常生活に支障をきたしたり、
不妊症の原因にもなります。

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)

子宮内膜症の症状

病巣の発生部位と進行度によって異なりますが、疼痛、不正出血、不妊が主症状です。
疼痛とは月経痛、下腹痛(慢性骨盤痛)、性交痛、腰痛、肛門痛、排便痛などです。

これらの疼痛は初期には月経時のみですが、進行すると月経とは関係なく認められ日常
生活を著しく障害し、就労就学に破綻を来すことが多くなります。


めまいは、妊娠の症状です。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

子宮筋腫の症状

・無症状に経過し偶然に発見されることもあります。
・月経異常(過多月経、月経困難、遷延性月経)
・不正子宮出血
・下腹部痛、膨隆感、便秘 → 筋腫の肥大により周辺臓器を圧迫し起こります。
・不妊 → 筋腫によって子宮内腔や卵管を圧迫して起こります。

卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)

卵巣茎捻転の症状

突然起こる、激しい下腹の痛み。

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

卵巣嚢腫の症状

・かなり腫瘍が大きくなってから下腹部が膨れた感じがします。
・腰痛
・腹部を触れると腫瘍が分かります。
・巨大になると他臓器を圧迫し様々な症状が出てきます。
・嚢腫の茎の部分がねじれた場合、茎捻転が起こり下腹部に激痛が起こります。

月経困難症(げっけいこんなんしょう)

月経困難症の症状

月経開始直前から、強い下腹部痛や腰痛、下腹部の膨満感などがある。

吐き気、おう吐、頭痛、めまい、立ちくらみなどの症状を伴うこともある。

卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)

卵巣過剰刺激症候群とは?

不妊治療のために投与される排卵誘発剤による卵巣刺激の結果として起こる、排卵後に
卵巣が腫大し、腹腔に水が貯まるなどの副作用のことです。

多嚢胞性卵巣症候群の方は卵巣過剰刺激症候群になりやすいようです。

生理痛

生理痛は2種類に分けられます。

一般的に生理痛と言われているのが機能性月経痛です。
もうひとつは何らかの病気が原因となってる器質性月経痛です。

子宮外妊娠

子宮外妊娠の症状

無月経、不正性器出血(外出血)、下腹部痛など


夜尿症のピック

子宮内でなければ順調に胎児が発育する場所がなく、その場所で流産になったり、
卵管が破裂したりして、出血が腹腔内にたまってくるため、下腹部痛が起こります。

少量の性器出血が持続することが多く、腹腔内出血の量と速さにより、程度の異なる
下腹部痛が起こります。

絨毛がん(じゅうもうがん)

絨毛がん(絨毛上皮腫)の症状

不正性器出血や帯下の増量。

子宮、卵巣の腫大や腹腔内出血による下腹部痛。

妊娠悪阻(にんしんおそ)(つわり)。

肺への転移により、胸痛、咳(せき)、血痰(けったん)、呼吸困難が起こる。

子宮肉腫(しきゅうにくしゅ)

子宮肉腫の症状

特徴的な症状はありませんが、生理以外や閉経してからの性器出血がみられることが
あります。

その他、腹痛、下腹部の違和感を感じることもあります。

子宮内膜炎(しきゅうないまくえん)

子宮内膜炎の症状

下腹部の不快感、下腹部痛、微熱などの症状が多いのですが、膿性帯下(のうせいたいげ)、
不正出血などもみられることがあります。

全身的な症状はあまりみられないことが多いようです。

チョコレート嚢腫(チョコレートのうしゅ)

チョコレート嚢腫(チョコレートのうしゅ)の症状

・過多月経→貧血
・月経困難症→激しい下腹痛、腰痛
・卵巣が肥大を起こし周りの臓器を圧迫したり癒着を起こしたりします。
・不妊

卵巣腫瘍(らんそうしゅよう)

排卵のたびに傷つき、修復をくり返している卵巣は、からだの中で最も腫瘍が発生しやすい
臓器です。

問題はその腫瘍が良性か悪性かの鑑別です。

卵巣腫瘍は、大きく「嚢胞性腫瘍(のうほうせいしゅよう)」と「充実性腫瘍」の2つのタイプに
分けられます。


供給しながら、赤ちゃんは震えています

骨盤内腹膜炎(こつばんないふくまくえん)

骨盤内腹膜炎の症状

発熱を伴う下腹部の強い痛みが主となります。

おりものや不正出血などの特異的な変化を伴うことはあまりありませんが、原因菌により
膣炎を伴っていたりホルモンバランスを崩していたりする場合にはこのような症状が見られる
こともあります。

クラミジア感染症

クラミジア感染症の症状

きわめて症状が軽く、感染症例の5人に1人しか症状が出ません。

たとえ症状が出ても、わずかに帯下(おりもの)があったり、不正子宮出血や下腹部痛が出る程度で、医師でも気を付けないと見落とすような、感染をそれと自覚出来ないことがほとんどなのです。

月経前症候群(げっけいまえしょうこうぐん)

月経前症候群の症状

下腹痛、腰痛、下腹部が張る、乳房が痛い・張る、頭痛、肩こり、めまい、手足の冷え、ニキビができやすい、肌荒れ、化粧のノリが悪い、むくみ、のどがかわく、食欲が増す・なくなる、下痢・便秘、疲れやすい、眠くなる、おりものが増える、カラダがスムーズに動かない、アレルギー症状がある(鼻・目など) イライラ、怒りやすい、攻撃的になる、無気力、憂うつ、気分の変化、能率が低下、性欲の変化、いつも通り仕事ができない、女性であることが嫌になる、人付合いが悪くなる・・・などなど。

卵管がん

卵管がんの症状

腹部の漠然とした不快感や張り、骨盤部や腹部の痛みなどの症状がみられます。

人によっては水っぽいおりものや血液の混じったおりものが生じます。

通常は、骨盤内に腫瘤がみられます。

卵巣がん

卵巣がんの症状

「沈黙の腫瘍」といわれるくらい、初期は症状が出にくい疾患です。
進行してくると、下腹部が張ったり、おなかがふくれたり、トイレが近いといった自覚症状が
出てきます


子宮脱(しきゅうだつ)

子宮脱の症状

子宮を支える骨盤内の筋肉や靭帯が緩むことから起きる症状を子宮脱といいます。

腟外に脱出していない場合

・腟内に圧迫感や充満感がある
・下腹部が引きつったようになったり、疼痛がある
・腰痛
・腹圧性尿失禁など

卵管炎(らんかんえん)

卵管炎の症状

急な高熱、下腹部の激しい痛み、おりものの増量、不正出血、

吐き気、おう吐、冷や汗が出る。

更年期障害(こうねんきしょうがい)

更年期障害の症状

・のぼせや熱感、冷え、動悸。
・頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、憂うつ感、イライラ。
・手足のしびれ、知覚過敏、むずむずと虫が走るような感じ、かゆみ。肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛。
・発汗、口が渇く、唾液がたくさん出る、皮フが乾く。
・食欲不振、便秘、下痢、吐き気、腹部膨満感。
・頻尿、残尿感、血尿など。

子宮頸がん(しきゅうけいがん)

子宮頸がんの症状

初期の段階では、無症状。
進行するに従って異常なおりもの、不正出血、性交時出血、下腹部痛などが現れてきます。

このように無症状で知らないうちに感染し、30代の自治体検診を受けるまで知らず、気づいた時には、かなり進行し手遅れなんてなりたくないものです。



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